全伐

先週、100年の森林構想というタイトルのブログで、全伐の山が多いと書いた。

全伐する山主は非常に多い。

木の価値が下がり過ぎて、全伐する以外にどうしたら良いのかわからないのが現状だ。

 

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全伐1

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全伐2

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全伐3

杉やヒノキの価格が高かったのは1980年頃までだ。

日本中で1970年から1980年頃に杉、ヒノキが一斉に植えられ、その後値下がりが厳しく、新しく木を植える人は稀な時代が続いた。

結果、樹齢40-50年の杉・ヒノキが日本中に圧倒的に多い。

我が家の山林も樹齢50年程度がほとんど。

「これ以上太くなったら値段が下がる」「全伐して新たに植林しても赤字」「今なら全伐に補助金が出るけど、その政策があと何年続くかわからない」という事実を突きつけられると、山主に全伐する以外の選択肢はない。

全伐がどんどん増え、地球温暖化が進んだ先にどんな世界があるのか?

山主はどうするべきなのか?